教師をめざしている大学生が児童文学を読むべき理由

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どうもピヨ崎です。

 

小学生や中学生の時、本読んでいましたか?

自分が子どもの頃は、『怪談レストラン』とか凄い流行ってました。

中学生の時は山田悠介がめちゃくちゃ読まれてましたね。

女子は携帯小説ブームでしたね。

 

子どもと携わる、仕事を目指している人はぜひ児童文学を読んでほしいです。

 

 

児童文学とは

子どもや若年者の成長への感化を念頭に置いた、教育的な意図、配慮がその根底にあるものが多く、子どもの興味や発育に応じた平易な言葉で書かれる。しかし難しい内容を扱わないという訳ではなく、難しい内容でも子どもに必要と考え、わかりやすい例や言葉で表現する作家もいる。

 

Wikipediaより

 

児童文学を読むべき理由

1.子どもの興味関心を知る

児童文学は子どもを対象としています。

つまり、子どもの興味関心を捉えるように書かれています。

 

例えば、『おしりたんてい』。

爆発的な人気を誇ったこの作品、「おなら」「おしり」といった子どもが大好きそうなキーワードが前面に出ています。

 

その他に、謎解き要素がかなり強めに入っています。

間違い探しや迷路などが盛り込まれていて、子どもが主体的に取り組むページも。

 

何が子どもの心をつかむのか、勉強になります。

 

2.言葉づかい・既学習漢字が身につく

 

さすが児童文学、言葉互いが非常に美しいです。

むしろ、成長した今、言葉遣いが非常に勉強になったり。

 

また、子どもの読めないであろう漢字は使われていません。

自分が教育実習で受け持つ学年を対象にした作品を読みましょう。

漢字はどこまで使っていいのか、把握する方ができます。

 

3.例示が上達する

子どもに何かを教える時、例えをうまく使あ必要があります。

 

特に小学生の場合は、子どもたちの生活から、教科書の抽象的な学びを得られるようにする必要があります。

 

児童文学を読んでおけば、その力を身につけることができます。

 

4.子ども時代を忘れない

子どもと関わる上で、自分が子どもだった頃を忘れないことが非常に大切です。

 

教師(大人)本位に子どもをコントロールしようとしたり、理不尽に怒ってしまうこともあるかもしれません。

 

いつでも子ども主体に関わるために、自分の子ども時代を常に心に留めたいものです。

 

おすすめ児童文学

初級編

比較的文字が大きく、短いものを選びました。

短編集多めです。

 

怪談レストランシリーズ

作者:松谷 みよ子

出版社:童心社

 

アニメ、映画化もした大人気シリーズ。

レストランを舞台に、1つ1つの話を料理に見立てています。

今見ると、メニュー風の目次がオシャレですよね。

 

現在、怪談レストランシリーズは50冊ありました!

 

宮沢賢治童話集

作者:宮沢賢治

出版社:世界文化社

宮沢賢治の作品である「注文の多い料理店」、「やまなし」は国語の教科書でも取り上げられています。

 

著名な童話作家である宮沢賢治

彼が教師だったことを知る人は少ないのではないでしょうか。

 

銀河鉄道の夜」、「雪渡り」など素敵な作品がいっぱいあります。

全て短編なので、短時間でサクサク読めます。

 

エルマーのぼうけんシリーズ

作者:ルース・スタイルス・ガネット

出版社:福音館書店

1948年にアメリカで出版されてから、世界中で愛読されています。

幼年向けで、とても読みやすいです。

 

『エルマーのぼうけん』『エルマーとりゅう』『エルマーと16ぴきのりゅう』の3部作。

 

中級編

少し分量多めの本を選択しました。

 

モモ

作者:ミヒャエル・エンデ

出版社:岩波書店

 

言わずと知れた傑作です。

不思議な少女「モモ」と時間貯蓄銀行との物語。

 

アルバイトをして、時給で働くようになった今の年齢で、読み返したい一冊です。

自分の中の、時間やお金に対する価値観が改められます。

360ページと、ちょっと多め。

 

ぼくらの7日間戦争

作者:宗田 理

出版社:角川つばさ文庫

中学校一年生の男の子を主人公に、大人との戦いを描いた作品。

自分が子どものころ、大人をどう見ていたのか思い出せるかもしれません。

 

かなり同じシリーズがあるので、おもしろかったら他の作品もどんどん読んでみてください。

 

上級編

何巻にもわたって書かれている、読み応えのあるものを紹介。

 

バッテリー

作者:あさのあつこ

出版社:角川つばさ文庫

バッテリーを組んで、人間関係や自己の無力さなど、様々な葛藤と戦っていく野球少年の姿を描いた作品。

自分が部活動に打ち込んでいた青春を思い出させてくれます。

 

単行本は全5巻です。

 

ダレン・シャン

作者:ダレン シャン

出版社:小学館

ダークファンタジーの最高峰。

友だちを救うために半ヴァンパイアとなったダレン少年の命がけの冒険の物語です。

 

作者の名前とタイトルが同じという、今までにない作品。

そこには、児童文学に収まらないほどのトリックが隠されています。

 

マンガ化、映画化もされた有名作品です。

全12巻。

 

まとめ

読みたい作品はありましたか?。

 

未読の作品はもちろん、一度読んだことのある作品もかなり感想が変わっておもしろいですよ。

 短編物から少しずつ挑戦してみてください!!